東京都心で7月17日、観測史上初めて気温が50度を超えた。気象庁によると、午後2時過ぎに東京都心の観測点で50.2度を記録し、これまでの最高記録である2018年の41.1度を大幅に更新した。この異常な高温により、都内では熱中症とみられる死者が23人に達し、救急搬送者は1000人を超えた。
気象庁が緊急会見、高温警報を発令
気象庁は同日夕方に緊急会見を開き、気象庁長官が「このような高温は気候変動の影響が強く疑われる。今後も同様の現象が発生する可能性がある」と述べた。また、東京都には「高温特別警報」が初めて発令され、不要不急の外出を避けるよう呼びかけられた。
都内の医療機関が逼迫、救急態勢に影響
東京都福祉保健局の発表によると、熱中症による救急搬送者は17日だけで1023人に上り、都内の救急医療機関は逼迫している。都は臨時の救急医療センターを開設し、対応に追われている。都内の病院では、熱中症患者の受け入れを制限するケースも出ており、都民の間で不安が広がっている。
電力需給も逼迫、節電要請
記録的な高温により冷房需要が急増し、東京電力管内の電力需給は逼迫している。経済産業省は午後3時時点で、電力使用率が98%を超えたと発表し、家庭や企業に対して節電を要請した。東京電力は、一部地域で計画停電の可能性にも言及している。
専門家「温暖化が極端現象を促進」
東京大学の気候学者、山田太郎教授は「今回の観測は、地球温暖化が極端な高温現象を促進していることを示す明確な証拠だ。今後、このような記録的な高温が頻発する可能性が高い」と警鐘を鳴らしている。



