リニア中央新幹線のトンネル掘削工事に伴う地下水低下や地盤沈下が確認されている岐阜県瑞浪市大湫(おおくて)地区で、JR東海が現地に住民の意見を聞く「詰め所」を開設した。28日に開かれた市の記者会見で、水野光二市長が明らかにした。
「ふれあいセンター」内に開設、社員が常駐
JR東海によると、詰め所は同地区の「ふれあいセンター」の建物の一部を借りて、今月3日に開設された。同社の社員が平日の日中、週3日程度滞在し、訪れた住民の意見や要望を個別に聞くほか、社員が地区の各世帯を訪問する際の拠点にもなっているという。
工事中断から約2年半、市長は調査と傾聴を要望
地下水低下や地盤沈下は、2024年2月にトンネルの掘削工事現場で発生した湧水が原因とされ、工事は中断したままとなっている。それから約2年半が経過した現在、湧水量は減少し、地盤沈下もほぼ落ち着いた状態にある。
水野市長は「地下水低下や地盤沈下の実態についてJR東海は改めて調査し、より多くの住民の意見を聞くなどして寄り添ってもらいたい」と述べた。



