気象庁は27日、八幡平、滝沢両市と雫石町にまたがる岩手山(2038メートル)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げた。レベル1となるのは1年11カ月ぶりで、県は今後、西側の登山口3か所の入山規制を解除する方針だ。
火山活動の停滞で引き下げ
岩手山は2024年10月、火山活動が活発となっていることから噴火警戒レベルが2に引き上げられ、登山道も規制された。その後の気象庁による観測結果などから、東側の火山活動が停滞しているとして、県は今年7月から東側登山口4か所で規制を緩和し、一部登山道が開放されていた。
気象庁によると、7月中旬以降、山の膨張を示す地殻変動が停滞し、火山性地震も少なくなったことから、27日午前11時に噴火警戒レベルを1に引き下げた。
西側の規制解除と今後の対応
県は9月中旬にも「岩手山火山防災協議会幹事会」を通じて、規制が続く西側登山道の緩和時期について協議する。登山道を管理する八幡平市、雫石町が安全を確認してから規制を解除するが、西側の大地獄谷周辺では現在も火山ガスの噴出や地熱の高まりが見られるとして、大地獄谷に至る登山道の立ち入り規制は継続する方針。
達増知事は同日、「岩手山の火山活動が続いていることに変わりはない。登山では安全対策を徹底し、現地の規制看板に従ってほしい」とコメントした。



