30日、国土交通省は、熊本地震の影響で八代港の物流機能が停止していると発表した。港内では液状化や陥没、亀裂などの被害が確認されており、復旧の見通しは立っていない。
国交省や熊本県などによると、八代港は半導体製造に必要な高圧ガスや化学品などの危険物を扱える、九州でも数少ない港の一つだ。台湾や韓国を結ぶ定期航路もあり、半導体製造の原材料が出入りする拠点になっている。
復旧には詳細な調査が必要
国交省は、コンテナを運ぶ大型クレーンのレールや地中の空洞化の有無についても調べる必要があるとしている。担当者は読売新聞の取材に対し、「詳しく調べなければ再開の判断はできない。見通しが立てられる状況ではない」と述べた。
九州の製造業への影響を懸念
同港に輸送される半導体用の高圧ガスなどを扱う運送会社「松木運輸」(八代市)の会長で、八代港運協会の会長も務める松木喜一さんは、「半導体をはじめ、九州の製造業の物流に大きな影響が出る可能性がある」との懸念を示した。



