日奈久断層帯の一部が破壊か
政府の地震調査委員会は、2026年7月29日夜に臨時会を開き、熊本県で最大震度7を観測した地震の震源とみられる断層について議論した。終了後の会見で、小原一成委員長は前の地震との関連の明言は避けつつ、「日奈久断層帯の一部が破壊した」と説明した。
震源になったとみられるのは日奈久断層帯で、2016年の熊本地震を起こした布田川断層帯と連なっている。続けて地震を起こす可能性がある「割れ残り」の場所として、10年前から警戒されていた。
地表に現れた断層の痕跡
国土地理院は、震源地周辺で最大84センチ(その後87センチに更新)の地殻変動を確認したと発表した。地震の前後で、日奈久断層帯の西側にあたる熊本県八代市の「千丁」電子基準点が、北東方向に87センチ水平に動いたという。
熊本県氷川町では、地表に活断層のずれが現れた。奥の道路が右方向に約1メートルずれており、付近は日奈久断層帯が通っていることが知られていた。
断層や建物被害の詳しい状況を調べるため、現地調査が続けられている。



