JR九州は26日、熊本地震の影響で鹿児島線の一部区間で運転を見合わせていることを受け、熊本県内のバスによる代行輸送区間を拡大した。この日から、学生の利用が多い鹿児島線の宇土(宇土市)―八代(八代市)間で代行輸送を実施している。
新学期前に準備完了、朝夕の通学時間帯に運行
代行輸送は、学校の新学期開始前に車両の手配や道路の安全確認が完了し、準備が整ったことから始まった。朝夕の通学・帰宅時間帯に実施し、上下いずれも7本ずつ運行。通学目的の乗客を優先的に乗車させる。
宇土―八代間は普通列車を利用すれば片道30分程度だが、バスでは所要時間が約1時間50分を見込んでいる。
軌道変形は約100カ所、再開のめど立たず
鹿児島線の宇土―八代間では、軌道が変形する被害が約100カ所で確認された。橋梁や電柱の損傷も多く、運行再開のめどは立っていない。
今月19日からは宇土―小川(宇城市)間で代行輸送を開始しており、今回、小川―八代間にも区間が広がった。
JR九州は今週中に、運転見合わせが続く九州新幹線の熊本―新水俣(水俣市)間と合わせて、今後の見通しを示す方針だ。



