若手グラハンが支える炎天下のセントレア、ANA中部空港の現場
若手グラハンが支える炎天下のセントレア、ANA中部空港

中部国際空港(愛知県常滑市)で、若手の「グランドハンドリング」(グラハン)職員が炎天下の駐機場や旅客ロビーで運航を支えている。コロナ禍を経て航空需要が回復し、一時はグラハンの人手不足で運航に支障が出ることが心配されたが、ANA中部空港によると、人繰りは改善に向かっているという。

駐機場での連携作業

最高気温が30度を超えた8月上旬、中部国際空港を訪ねた。周囲より5度ほど高いと言われる駐機場を歩くと、暑さと機体の生み出す大きな音に包まれる。着陸したばかりの旅客機に小型の作業車が寄っていき、エンジンの熱が残る機体の下で、電源のケーブルをつなぎ、貨物室から次々と荷物を運び出す姿があった。

限られた時間で行われる給油、給電、空調、荷物の搭載などの作業を、グラハン要員が効率よい連携で進めている。

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若手リーダーの奮闘

駐機場で働く亀井七夏海さん(25)は、5月からチーム責任者も務める。担当機の搭乗人数、預かり荷物の重量などを確かめ、必要な作業内容を考える。グラハンの各作業には社内の資格が必要で、その種類は100を超える。

航空機を地上から支える仕事は、駐機場だけではない。発券などの旅客対応も、広い意味ではグラハンに含まれる。空港3階の出発ロビーでは、亀井さんと同期入社の横井歩さん(25)がカウンター業務を担う。家族連れが増える夏の繁忙期は、子どもの体調などに気を配りながら手続きを進める。

飛行中も続く地上の支援

機体が飛び立った後も、運航を地上から支える仕事は続く。西田圭志さん(31)は、飛行中の航空機に気象状況や最適ルートなどを伝える。「雲や風の動きを理解し、変化を想定し、即時に判断することも必要で、幅広い専門的な知識が求められる」という。

入社して2年あまりが過ぎた横井さんは「まだ3年目ですが、もう3年目です」と語り、「笑顔で接する温かみのある姿勢が理想ですが、想定外の事態にも冷静に対応できるようになりたい」と話した。亀井さんは「このユニホームに身を包んで仕事をできることが原動力です」と語る。それぞれの持ち場から、運航を支えている。

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