山梨県は19日、青木ヶ原樹海周辺での自殺防止対策として、ドローンを活用した上空からの監視デモンストレーションを報道機関向けに実施した。県はこの対策を周知することで自殺を抑止する狙いがある。
ドローンによる自動飛行と赤外線監視
県が委託する事業者が樹海周辺の上空にドローンを離陸させ、決められたルートを自動飛行させた。搭載された赤外線カメラの映像がモニターに映し出され、熱を持つ人間が赤く表示される様子が実演された。また、ドローンのスピーカーからは「速やかに遊歩道にお戻りください」などの音声が流された。
自殺死亡率が全国ワーストの現状
県健康増進課によると、2025年に県内で発見された自殺者数は171人で、人口10万人当たりの自殺死亡率は21.6と全国最悪となっている。県は自殺企図者の保護を目的に、2024年度から青木ヶ原樹海周辺でドローンによる夜間の見回りや声かけを実施しており、必要に応じて警察に連絡するなどの対応を取っている。



