山口県平生町で発生し、男性1人が死亡した大規模な土砂崩れについて、村岡知事は15日、現地を訪れ被害状況を視察した。知事は「規模の大きい被害」との認識を示し、今後の台風などによる二次災害を防ぐための応急対応を急ぐ考えを明らかにした。
現地視察の詳細
村岡知事は、約400メートルにわたって崩れた土砂が流れ込み、家屋をのみ込んだ現場を確認した。山側には不安定な土砂が残っており、今後の降雨による再崩壊を検知するための土石流センサーや、集落への土砂流入を防ぐ土のうの設置など、応急対応に関する説明を受けた。
知事は「規模が大きい被害と感じている。かなりの土砂がすごい勢いで流れてきた」と述べ、「これから台風が想定されるので速やかに応急対応していく。復旧もよく検討し進めたい」との考えを示した。
警報発表の課題
今回の災害が発生した6月26日夜、同町では高齢者に避難を促す「土砂災害警報」が発表されていなかった。県は今年、警報の判断基準となる「危険警報」の基準検証を予定しており、村岡知事は「今回のケースも踏まえて、災害防止につなげる必要がある」と述べた。
今後の対策
県によると、さらなる土砂災害が発生した場合、12世帯23人が被害を受ける恐れがある。県は国の専門家の助言を踏まえ、土のうの補強などの応急対応を急いでいる。恒久的な対策としては、山肌の緑化や砂防ダムの設置などを検討している。



