工藤会トップ変更、野村被告から田上被告に 福岡県公安委が公示
工藤会トップ変更、野村被告から田上被告に 公安委公示

福岡県公安委員会は16日、特定危険指定暴力団工藤会(本部・北九州市)の代表者が、総裁の野村悟被告(79)からナンバー2で会長の田上不美夫被告(70)に変更されたことを、暴力団対策法に基づき官報で公示した。野村被告は2審で無期懲役判決を受けて上告中であり、田上被告も同様の立場にある。

代表者変更の経緯

県警によると、野村被告は2000年から工藤会のトップを務めてきた。県警は今年3月、野村被告の「引退」を示す通知を入手。その後、勾留中の拘置所への組員の面会状況を調査するなどして、6月に代表者変更を県公安委に報告していた。背景には、野村被告の裁判費用などの金銭的負担に組織が耐えきれなくなった可能性があるとみられている。

自宅事務所の使用制限命令見送り

また県公安委は、野村被告の自宅内事務所(北九州市)に対する使用制限命令の延長を見送った。この命令は2014年11月に出され、期限ごとに延長を繰り返してきたが、県警は組事務所として使用される恐れが極めて低くなったと判断した。

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