高知・高速事故で1歳児死亡、運転中サンダル履き替えの被告に禁錮4年判決
高知・高速事故で1歳児死亡、被告に禁錮4年判決

2024年9月、高知県香南市の高知東部自動車道で乗用車同士が正面衝突し、当時1歳の神農煌瑛ちゃんが死亡した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死傷)に問われた高知市の無職、竹崎寿洋被告(62)に対し、高知地裁(田中良武裁判長)は15日、禁錮4年(求刑禁錮7年)の実刑判決を言い渡した。

事故の経緯と判決内容

判決によると、竹崎被告は2024年9月21日午後0時50分頃、香南市夜須町の高知東部自動車道で、運転支援装置を作動させた状態で乗用車を運転中、前方左右を注視せず、適切にハンドル操作を行うべき注意義務を怠った。両足の靴を履き替えようと、助手席の足元にあったサンダルを取ろうとしたため、ハンドルを右に切って対向車線に進入。同車線を走行していた大阪市の自営業、神農諭哉さん(35)の乗用車と正面衝突した。

この事故で、神農さんの後部座席に乗っていた長男の煌瑛ちゃんが外傷性ショックで死亡。神農さんら3人も骨折などの重軽傷を負った。

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田中裁判長は判決で、「事故発生前にシートベルトを外した上、サンダルを取ろうと身体を左側に大きく倒す挙動は、運転者に求められる基本的な注意義務に明らかに反する非常に危険かつ悪質な運転態様で、過失は著しく大きい」と指摘。一方、公判で罪を認めていることなどを理由に禁錮4年の実刑とした。

両親の反応と控訴への意向

判決後、高知県庁で記者会見を開いた神農諭哉さんは、高知地検に控訴を求める要望書を提出する意向を明らかにした。「被害者を苦しめる判決。何一つ納得できる内容がない」と述べ、判決を厳しく批判した。

妻の彩乃さん(39)も「いろんなことを予想していたが、どん底まで落とされた。最悪の判決だった」と心情を語った。その上で、インターネット上で控訴を求める署名活動を開始し、「こんな軽い判決ではいけない。控訴してもらって、重い判決を勝ち取りたい」と訴えた。

竹崎被告は公判で起訴内容を認めており、量刑が争点となっていた。求刑禁錮7年に対し、判決は禁錮4年と3年軽いものとなった。両親はこの判決に納得しておらず、控訴を通じてより重い刑を求める方針だ。

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