大阪ミナミの繁華街・道頓堀で消防隊員2人が死亡した雑居ビル火災から、18日で1年が経過した。現場近くには献花台が設置され、訪れた人たちが花を供え、手を合わせた。
火災が発生した午前9時45分ごろに献花した介護福祉士の中村圭介さん(50)は「当時ニュースで見ていた。亡くなった2人の命の重さを感じ、現場に来ました」と語った。近隣の焼き肉店の従業員ら約50人も現場を訪れ、黙禱を捧げた。店の運営グループの担当者は「現場を訪れ、悲しい思いになった。二度とこんな火災を起こしてはいけないと感じた」と話した。
火災から1年、現場に献花台
火災は昨年8月18日、大阪市中央区宗右衛門町で発生。隣り合う2棟のビルが焼け、消火活動中だった消防隊員2人が亡くなった。
大阪市消防局がまとめた事故報告書などによると、出火場所は地上付近だったが、屋外看板などをつたって上方や隣のビルへと火が燃え広がっていた。亡くなった2人は燃え広がったビルで活動していたが、空気の急激な流入で爆発的な燃焼が生じる「バックドラフト現象」が発生したことにより、脱出困難になったとみられている。
延焼の要因と今後の課題
延焼の要因の一つとなった屋外看板の構造や、消防活動の課題が指摘されており、再発防止策が求められている。現場では、訪れた人々が静かに手を合わせ、犠牲者を悼んだ。
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