点滴チューブ排せつ物混入事件、看護服の細菌と一致 遺伝子情報が示す新証拠
点滴チューブ排せつ物混入、看護服の細菌と一致

千葉県柏市の「柏たなか病院」で発生した点滴チューブへの排せつ物混入事件で、殺人容疑で逮捕された元看護師・古川美由紀容疑者(51)の看護服に付着していた排せつ物の細菌と、点滴チューブから検出された細菌の遺伝子情報が一致したことが、捜査関係者への取材で明らかになった。この証拠は容疑者と犯行を結びつける重要な手がかりとなる。

遺伝子情報の一致が示すもの

捜査関係者によると、押収された古川容疑者の看護服や点滴チューブから検出された細菌の遺伝子情報は、死亡した入院患者の会田栄次さん(当時75歳)の血液から検出された細菌とも一致した。この一致は、排せつ物が同一の由来であることを強く示唆している。県警は、古川容疑者が院内の「汚物室」から排せつ物を持ち出し、注射器を使って点滴チューブに注入したとみている。

事件の経緯と容疑者の行動

発表によると、古川容疑者は1月30日午前3時55分頃、会田さんの点滴のチューブに大便を混入し、殺害した疑いが持たれている。古川容疑者は容疑を否認している。病院側が16日に開いた記者会見によると、古川容疑者は事件当日、同僚の准看護師と2人で夜間当直勤務に従事。准看護師は古川容疑者が会田さんの病室に複数回出入りするのを目撃しており、防犯カメラにもその様子が映っていた。古川容疑者は准看護師に対し「(会田さんの)病状が心配で病室に立ち寄った」と説明したという。

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動機と捜査の進展

県警は、古川容疑者が会田さんとの間で口論などのいざこざがあり、スマートフォンで「便注入、死ぬか」と検索していたことを把握。会田さんに不満を持っていた可能性があるとみて、動機の解明を進めている。遺伝子情報の一致は容疑を裏付ける強力な物的証拠であり、今後の捜査に大きな影響を与えるとみられる。

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