倉吉市街地のサル、爆竹で追い払いへ 8月の目撃40件超
倉吉市街地のサル、爆竹で追い払いへ 8月目撃40件超

鳥取県倉吉市のJR倉吉駅周辺の市街地でサルの出没が続いている。群れからはぐれた1匹とみられ、市への目撃情報の通報は8月だけでも40件を超える。市はこれまで防災行政無線で注意喚起してきたが、「人に慣れて定着してしまう恐れがある」として、近く爆竹を使うなどして追い払う方針だ。

駅周辺で相次ぐ目撃

11日午前5時40分頃、駅北側の日ノ丸自動車倉吉営業所(海田西町)敷地内にあるスモモやカリンの木にサルがいるのを、運行管理者の石田靖博さん(46)が発見した。運転手の河田和義さん(69)は、スマートフォンで動画を撮影した。

サルは健康そうに見え、果実を食べるのに集中しており、石田さんは「人に対して警戒心がないように感じた」と話す。敷地内で動物が果実を食べるのを見たのは初めて。サルは食べ終わった後、道路向かいのフェンスを登って消えたという。

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サルの特徴と住民の声

サルはニホンザルとみられ、体長約50センチ。6月以降出没が続いている。今月25日には、駅南口の近くに現れた。今のところ人的被害は報告されていないが、市には住民から「防災行政無線で放送するだけでは解決しない」「捕獲できないのか」といった声が寄せられている。

市の追い払い方針

市は農作物への被害を防ぐため有害鳥獣の捕獲を行っているが、対象となっているのはイノシシやシカなどで、ニホンザルは対象外。このため、捕獲ではなくサルを市街地から追い払うことにし、農林、環境両課が具体的な方法を協議。これまでの通報を踏まえ、サルが潜んでいそうな場所を職員がパトロールし、いれば爆竹などを使って追い払うことにした。爆竹は大きな音が出るため、時間帯などを配慮する。

環境課の担当者は「住民からの要望もあり、これまでより1段階上の対応を取ることにした。サルが警戒心を持ち、人里に近寄らないようにしたい」と話している。

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