三重県内の上半期交通事故死者34人、約2割がシートベルト未着用で車を運転し死亡 県警が注意を呼びかけ
三重県内上半期の交通事故死者34人、約2割がシートベルト未着用で運転し死亡

いなべ市で今年1月、シートベルトをしていなかったとみられる女性が軽乗用車を運転中、出合い頭に別の乗用車と衝突し、死亡した。相手の乗用車の運転者と後部座席の同乗者はシートベルトを着用しており、軽傷だった。

津市でも6月、車同士が正面衝突する事故があり、軽乗用車を運転していた男性が死亡した。男性はシートベルトを着用していなかったとみられる。

運転席の未着用は8人

県警によると、県内の交通事故死者(1~6月)34人のうち、9人がシートベルトを着用せず、8人は運転席でシートベルト未着用だったとみられる。このうち7人は、シートベルトをしていれば命が助かった可能性が高いという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

県警交通企画課の担当者は、運転席でシートベルトをしない理由として「移動距離が短いから大丈夫だと考えている」「未着用が常態化していた」などを挙げる。

着用率99.1%の一方で

警察庁によると、運転席のシートベルト着用率は99.1%(2025年)。2008年には後部座席も含めて着用が義務化され、2020年以降に発売された新車(定員10人未満)には、すべての座席で未着用の際に警告表示や警報音が鳴る「シートベルトリマインダー」の設置も義務づけられた。

ただ、高い着用率の一方で、昨年10月には名張市で軽乗用車が横転し、男女6人が死傷した事故があった。運転席や助手席でシートベルトを差し込んだ上から腰を下ろし、警告が出ないようにしていた可能性があるという。

「たった5キロ」でも衝撃

三重県警は7月中旬、東名阪自動車道亀山パーキングエリアで、シートベルトコンビンサーと呼ばれる装置の体験会を開催した。シートベルトを締めた上で、時速5キロで衝突した際の衝撃を体験できる装置で、乗車した運送業者(33)は「たった5キロなのに思ったより衝撃が大きかった。自分はもちろん、子どもにもシートベルトをさせないといけないと改めて感じた」と話した。

県警交通企画課の矢田博也次長は「高い安全意識を持って運転することが最優先。万が一に備えて、自分の命を守るためにシートベルトの着用を徹底してほしい」と訴えた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ