28日午後4時27分ごろ、熊本県で最大震度7を観測する地震が発生した。福岡県内では大川市と柳川市で最大震度5弱を観測したほか、広い範囲で震度4の揺れに見舞われた。県によると同日午後6時現在、けが人などは確認されていない。
福岡県が災害支援本部を設置
県は地震発生直後、服部知事を本部長とする災害支援本部を設置し、午後6時から会議を開いた。県の各部長や県警、海上保安庁の担当者が出席。建物の外壁の損壊や電線の垂れ下がりといった110番が午後5時半までに17件あったことや、玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)では異常はないとする九州電力からの情報などが報告された。
服部知事は「今後も被害情報の収集を進め、対策に全力で取り組んでほしい。熊本県からの要請があればできる限り支援を行う」と述べた。
柳川市などが避難所を開設
最大震度5弱を観測した柳川市では、午後6時に同市民文化会館を自主避難所として開設。大牟田市は地震発生直後に災害対策本部を設置し、三川地区公民館や銀水小など22か所を自主避難所として順次開設した。午後7時時点で15人が避難している。
久留米市など福岡県内の自治体からは職員や消防隊が熊本県へ派遣された。
福岡市消防局が緊急消防援助隊を派遣
九州市長会の事務局を務める福岡市は、市長会で締結している災害時相互支援プランに基づき、連絡担当の職員2人を熊本県庁に派遣。必要な人員などを情報収集し、九州各県からの応援派遣を取りまとめる。
福岡市消防局では総務省消防庁長官からの求めに応じ、緊急消防援助隊9隊計45人を熊本県に派遣。高島宗一郎市長はSNSで「強い揺れの余震発生も予想されますので、十分にご注意ください」と呼びかけた。北九州市消防局も救助の指揮を支援する職員5人を派遣した。



