軽タクシー運行開始、第一交通が佐世保市で 県内初、ガソリン車の利点強調
軽タクシー運行開始、第一交通が佐世保市で 県内初

タクシー業界大手の第一交通産業グループは23日、長崎県佐世保市で軽自動車によるタクシーの運行を始めた。同グループの軽タクシー運行は県内で初めてとなる。

規制緩和で導入可能に、全国17地区で20台導入へ

従来は福祉利用などに限られていたが、国の規制緩和で導入が可能になった。同グループは第1弾として、佐賀県を除く九州各県など全国17地区で20台を導入する方針を公表。6月には全国に先駆けて北九州市で運行を開始している。

長崎県内で運行を始めるのは長崎第一交通(佐世保市)で、ダイハツ工業の「タント」1台を導入した。

運転のしやすさでドライバー確保、生活輸送に活用

西山輝明社長(68)は利点として、車体が小さくなることによる運転のしやすさをあげ、運転への不安が軽減されることで、人手不足が深刻なドライバーの確保につながることを期待する。

乗客定員は3人だが、平均利用者数は1.3人で影響は少ないとみており、高齢者の通院や買い物など生活輸送への活用を想定する。今後は、営業所がある島原市での導入や、台数増も視野に入れているという。

ガソリン車のメリット、給油の利便性を強調

佐世保市では、市内唯一の液化石油ガススタンドが閉鎖される見通し。西山社長は「どこでも給油できるガソリン車のメリットは大きい」と言い、「ドライバーと乗客との距離が近く、コミュニケーションも取りやすくなる。地域にとって使い勝手の良い車にしていきたい」と話す。

県内ではラッキー自動車(長崎市)も9月25日から軽タクシーを運行している。