熊本地震の被災地では、台風13号の接近に備え、被害を受けた堤防の復旧工事や家屋を雨から守る対策が進められている。気象庁は6~11日、台風の影響で土砂災害や強風による建物被害が起きる恐れがあるとして、警戒を呼びかけている。
球磨川の堤防で復旧工事
国土交通省は、大雨による河川の増水に備え、地震で亀裂が入るなどした球磨川の堤防の復旧工事を急いでいる。同省によると、2020年の九州豪雨で氾濫した球磨川水系などの国管理の堤防では、計91か所で亀裂が入ったり、コンクリートの一部がかけたりする損傷が確認された。
八代市萩原町の堤防では、上部に大きく亀裂が入り、7月29日から250メートルにわたる工事を開始。堤防の内部が緩むなど損傷した部分を固め直し、新たに築造している。
24時間体制で二次被害を防ぐ
6日午前には、コンクリートブロックを並べるなどの作業が行われていた。同省八代河川国道事務所の片渕公淑・流域治水課長は「二次被害が起きないように、24時間体制で次の災害に対する備えを進めたい」と話した。
住民へのブルーシート配布
被災した家屋などでも対策が進む。宇城市では市内の行政区長らを通じ、住民に雨よけ用のブルーシートを配布している。これまでに約1万枚を国や近隣自治体などに発注した。6日に市から受け取った男性(67)は「風で瓦がめくれないように、しっかりとシートを張ることが大事だ。住民に早く届けたい」と語った。



