熊本地震で、高速道路が大きく損傷し、通行止めが続いている。地震で動いた断層の真上に位置する場所もあり、落橋は防がれたものの「類をみない」とされる被害は、復旧には時間がかかりそうだ。
南九州自動車道の八代JCT―八代南IC間にある「妙見第一橋」(八代市)は、橋脚から橋桁がずれた。他の橋よりも被害が甚大なことから、復旧に関する検討委員会が設置され、初会合があった6日、委員らが現地を視察した。
断層と揺れの複合的な力
委員会は建築や地震の専門家で構成し、損傷のメカニズム解明や損傷状況の評価、工法など復旧に向けた方針をとりまとめることを目指す。
この橋が通る高速道路の直下には、今回の地震を起こしたとみられる日奈久断層帯が位置する。地震後、連続的な段差やひび割れが確認され、地震によって地表にできた断層とみられている。
被害の状況について、九州大学名誉教授の松田泰治委員長は、隣接する桁の間で1メートルを超える高低差や隙間ができたことに言及。損傷を引き起こした力として、地震の揺れと断層のずれ、という2種類の力が同時に作用したと考えられるという。複合的な力が損傷を引き起こしたとみられることから「日本でも類を見ないような被災事例となっている」とした。
今後の復旧の見通し
さらに、橋の近くのトンネル…
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