栃木・宇都宮で親子参加の防災教室、新聞紙やゴミ袋でグッズ作りを体験
栃木・宇都宮で親子参加の防災教室、新聞紙やゴミ袋でグッズ作り

8月4日、栃木県宇都宮市の大型ショッピングモール「ベルモール」で、JA共済連栃木が特別協賛する「しもつけキッズ防災教室」が開催された。小学生以下の子どもと保護者を対象に、夏休み中の子どもたちが身近な素材を使った防災グッズ作りを体験した。

タオルで防災頭巾、新聞紙でスリッパ作り

イベントの冒頭、JA共済連栃木の柳井美晴さんが挨拶し、「もしものときには防災の知識が役に立ちます。本日は、身近なものを活用した防災グッズづくりを行います。ここで学んだことを、家に帰ってからご家庭でも再現してもらえたらと思います」と述べた。

続いて、NPO法人栃木県防災士会のメンバーが子どもたちに指導。まずはタオルを使った防災頭巾の作り方を教えた。担当者は「地震が起きたら、まずは頭を守ってください。家にあるタオルとひもで、防災頭巾を作ってみましょう」と促した。

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タオルを半分に折り、養生テープを貼り付け、ペンで穴を開けてビニールひもを通すと、数分で頭巾が完成した。次に、新聞紙でマイスリッパを作る体験では、折り紙のように折り目をつけ、自分の足の大きさに合わせてサイズを調整した。

ゴミ袋でポンチョ、簡易トイレの課題も紹介

最後に、ゴミ袋で保温用のジャンパー・ポンチョを作った。頭と腕を出すために袋に3か所穴を開け、ダンボールを定規代わりにして線を引き、ハサミで切り取った。ポンチョは羽織るだけでなく、首の前やお腹の前で結べるようになっている。

栃木県防災士会の山本さんは、自身の体験を交えて災害時の課題を語った。今年7月の記録的大雨で乗用車ごと流される被害に遭ったという山本さんは、「災害支援と言うと、皆さん『食べるものを送らなきゃ』って思うでしょう?でも被災地では、実は食べることと同じくらい『出すこと』が大きな問題になるんです」と指摘。簡易トイレの使い慣れなさや衛生面、特に夏場の臭い対策が喫緊の課題だと述べ、「そのあたりも含めての災害支援が求められます」と話した。

今後も県内で開催、家庭で防災を話し合うきっかけに

JA共済連栃木の柳井美晴さんによると、「しもつけキッズ防災教室」は昨年から始まり、今年はベルモールの後、イオン日光今市店、イオンモール佐野新都市でも開催する。各回とも多くの予約があったという。「子どものみならず、親御さんにも『身の回りにあるもので防災グッズが作れるんだ』と驚いてもらえています」と手応えを語った。

直近で令和8年熊本地震が発生したことを受け、柳井さんは「このタイミングで防災教室を行うことで、親子の間で防災意識を高めてもらえたら」と述べ、「イベントの体験を家庭に持ち帰り、もしものときはどうするか、家族で話し合うきっかけにしてもらえたら嬉しいですね」と話した。

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