鹿児島県の塩田知事は22日、同県奄美市にあるハンセン病の国立療養所「奄美和光園」を訪問した。らい予防法の廃止から30年の節目を迎えたことを踏まえ、偏見や差別の解消に向けた取り組みに引き続き努めることを入所者や関係者に伝えた。
初訪問で施設の概要説明を受ける
知事が同園を訪れるのは初めて。この日は、馬場まゆみ園長らから施設の概要説明を受けた後、敷地内の納骨堂で献花し、手を合わせた。
園内放送の施設にも立ち寄り、入所者に「ハンセン病問題を風化させないよう普及啓発に努めます」と誓い、「健康にご留意され、穏やかに過ごされますよう祈念申し上げます」と呼びかけた。
入所者5人、全国最少の療養所
奄美和光園は1943年に開設され、現在は81~91歳の入所者5人が生活している。入所者数は全国の療養所13施設の中で最も少なく、将来にわたって施設を存続させる「永続化」が差し迫った課題として議論されている。



