法務省は21日、更生保護の取り組みの一環として行っていた動画配信大手ネットフリックスの番組「『ラヴ上等』シーズン2」とのタイアップを取りやめると発表した。過去に加害行為をしたとする出演者の発言に対し、市民から批判が集まっていることを考慮したという。
タイアップの経緯と内容
作品は、実在するヤンキーの男女が共同生活を送り、恋愛や友情を通じて成長していく姿を描く恋愛リアリティー番組で、今月配信が始まった。タイアップはネットフリックス側から打診があり、同省職員が作品内容を確認した上で、更生保護への理解を深めてほしいと実施を決めた。
同省と番組は共同で、出演者の写真に「更生上等!!」「立ち直りって、ラヴだ」との文字を入れたポスターを作成し、今月5日から全国の保護観察所などに掲示していた。
批判と中止の理由
しかし、出演者が過去の犯罪行為を打ち明けた場面などを巡り、被害者側の感情を配慮できていないとの意見が同省に多く寄せられた。同省は「犯罪や非行を肯定する意図はなかったが、当初の目的を全うすることが難しい状況となった」とコメントしている。



