商業施設「イオンモール熊本」(熊本県嘉島町)で発生した爆発事故をめぐり、イオン側が一部の専門店従業員に対し、避難後の再入館を許可していたことが明らかになった。遺族らは無念の思いを語り、再発防止を求めた。
遺族の悔しさと謝罪
2階のアパレル店で勤務していた妻(30歳代)を亡くした男性は「地震からしばらくして爆発するなんて誰も考えない」と語る一方、「それでも、館内に戻るのを引き留めてくれれば妻は死ななかった。どうして再入館の許可を出したのか」と悔しさをにじませた。
爆発事故から2週間が経過したイオンモール熊本(12日、熊本県嘉島町で)
大竹玖瑠美(くるみ)さん(22)が巻き込まれた2階雑貨店の運営会社「ハビタ」(熊本市)は、イオン側の許可を条件に売上金を金庫に戻すよう店長に指示したと説明した。
会社の責任と再発防止
親族男性(51)はイオン側から「(再入館を)許可した個人ではなく、全て会社の責任」と謝罪を受け、「誠意が見えた」と語った。同じような犠牲者が出ないよう、マニュアル改定を求める。
ハビタは12日、同社の事故報告書について、公平性の担保を目的に外部の識者に意見を求めることを検討していると明らかにした。



