三重県伊賀市内を運行する伊賀鉄道は、2025年度の営業収支が1億1800万円の赤字になったと明らかにした。一方、輸送人員は118万6000人と前年度比2万3000人増で、市の通学定期の購入補助制度が貢献したとみられる。
公有民営方式の現状
伊賀鉄道はJR伊賀上野駅―近鉄伊賀神戸駅(16・6キロ)を結ぶ。線路や車両などの設備を伊賀市が所有し、運行を伊賀鉄道が担う公有民営方式をとっている。
収支の詳細
伊賀鉄道によると、25年度の営業収益は3億2100万円で前年度比0・2%増。特に通学定期の収入は6500万円で同10・8%増と伸びた。通学定期利用者は72万8000人(前年度68万8000人)と増加。市が20年度に補助制度を導入すると、コロナ後の23年度から通学定期利用者数は右肩上がりの傾向が続く。
ただ、保守業務費用を含む営業費用が4億3900万円かかったため、収支はマイナスとなった。



