千葉県北西部や南部では13日夜、線状降水帯の発生に伴う大雨に見舞われ、各地で浸水被害が相次いだ。気象庁は千葉市や市川市など県内14市に「レベル5大雨特別警報」を出した。5月に新しい防災気象情報の運用が始まって以来、大雨の特別警報は初めてとなる。
特別警報と記録的雨量
特別警報は、5段階の警戒レベルの中で最も危険度が高い。同日夜に緊急の記者会見を開いた気象庁の細見卓也・予報課長は、大雨により「浸水想定区域では災害が発生している可能性が極めて高い」とし、「直ちに身の安全を確保する必要がある」と呼びかけた。
1時間雨量は千葉市中央区で115ミリ、佐倉市で97ミリ、船橋市で62ミリ、我孫子市で61ミリとなり、いずれも観測史上最多を記録した。
浸水被害と救助活動
柏市防災安全課には、道路の冠水のほか、床上や床下浸水の通報が多数寄せられた。同市八幡町では軽乗用車が水没し、救助された2人のうち、1人が心肺停止の状態という。
千葉市中央区の京成線千葉中央駅近くの高架下も浸水し、乗用車が動けなくなった。気象庁は引き続き、身の安全を確保するよう呼びかけている。



