最大震度7を観測した熊本地震で被災した熊本県の8市町に7月30日から派遣されていた福岡県警の被災者支援部隊18人が8日、帰県した。うち4人が読売新聞などの取材に応じ、避難所での相談対応や防犯指導などの活動を振り返った。
被災者の自宅訪問や避難所での交流
少年課の永津純吾巡査長(37)は、宇城市や宇土市で自宅にとどまっている被災者の家を訪れた。屋根瓦の修理作業をする被災者に声をかけ、ブルーシートをかけて土のうを置く作業を手伝った際、近くで工事に携わっていた人が自分の作業の傍ら加勢してくれたといい、「熊本県民の優しさに触れた非常に印象的な出来事だった」と話した。
嘉島町などの避難所を訪問した少年課の園田瑞穂巡査部長(39)は、避難生活を送る子どもたちとトランプやボール遊びなどをして過ごした。地震発生時の状況をありありと話す子どもたちに、不安を抑える心情を感じたという。「少しでも夏休みの良い思い出になればという思いだった。最後には大きな笑顔をくれたので、良かったのかな」と語った。
防犯指導や相談対応の重要性
生活安全総務課の福山美怜警部補(43)は、熊本市南区や益城町などの避難所で活動。「心理カウンセラー」を名乗る怪しい男性がうろついているとの相談を受けて警戒を強めたところ、男性が現れなくなり、感謝されたという。
宇城市などで避難者の相談に応じた広報課の秋月美咲巡査長(27)は「なるべく話しやすい雰囲気を出すことを意識した」と回想し、福山警部補も「被災者の話に寄り添い、求められているものに組織的に対応することが大切だと感じた」と強調した。



