老朽化した福岡市博物館(早良区)の改修工事について、入札手続きが1年近く進んでいないことが関係者への取材で分かった。昨年4月に入札公告したが、資材価格などの高騰を受け、参加を表明した事業者がすべて辞退し、市は昨年10月に入札を中止。今後、事業費を精査する方針だが、計画は大幅に遅れる見通しだ。
入札中止に至る経緯
市によると、同館は1990年に開館。老朽化が進んでいることから、改修を検討し、2023年に基本計画を策定していた。事業スケジュールでは、昨年4月に入札の手続きを開始し、同年11月頃に落札者を決定、29年3月頃に一部を改修オープンする予定だった。
事業者側の指摘と今後の見通し
関係者によると、市の聞き取りに対し、事業者側からは資材や人件費、金利などの上昇を受け、見積もり額と市の予定価格が大きく乖離していることなどが指摘されたという。
市は今後、事業費を精査する方針で、計画は大幅に遅れる見通しとなっている。



