記録的な大雨で河川の氾濫や道路冠水が相次いだ福井県で、福井市や坂井市など被害の大きかった地域を30日昼にヘリから取材した。茶色く濁った水に沈む街の様子が確認された。
福井市では川の水が住宅地に流入
正午前、福井市上空に入ると、茶色く濁った九頭竜川が激しく流れているのが見えた。雨は上がっていたが、福井市森田地区周辺では川からあふれた水が住宅や重機が置かれた現場に広がっていた。
道路も冠水し、車が水をかき分けて進む様子や、腰のあたりまで水につかりながら歩く人の姿も確認された。
福井空港や丸岡城周辺も冠水
森田地区から約6キロ北にある福井空港(坂井市春江町)も一面が水に覆われ、滑走路は一部しか見えない。近くの兵庫川からあふれ出たとみられる濁った水は、周辺の道路や住宅にも広がっている。
さらに北東へ約6キロの坂井市丸岡地区では、中心部の広い範囲が水に沈み、近くを流れる川と道路の境目も分からない状態だった。「北陸唯一の現存天守」をうたう丸岡城(国重要文化財)の周りの住宅や店舗、大型ホームセンター、墓までが泥水に覆われている。
勝山市や大野市では河川の増水を確認
福井市と同じくレベル5大雨特別警報が一時出された勝山市や大野市は、上空から見る限り河川が大きく氾濫した跡は確認できなかったが、九頭竜川は増水して川幅を広げ、白波を立てながら激しく流れていた。



