東京・羽田空港の駐車場で今年1月、現金1億9500万円を香港に運搬中の男性が襲われた強盗未遂事件で、警視庁は21日、住所・職業不詳の男(20)ら4人を強盗未遂容疑で再逮捕した。同庁は、4人が実行役であり、現金の運搬情報に基づいて事件を計画した指示役が存在するとみて捜査を進めている。
4人の容疑者と逮捕の経緯
再逮捕されたのは、住所・職業不詳の男(20)のほか、東京都町田市の会社員(22)、同市の職業不詳の男(20)、同市の男子高校生(16)の計4人。警視庁の発表によると、4人は1月30日午前0時10分ごろ、大田区の羽田空港第3ターミナル駐車場3階で、男性(51)に催涙スプレーをかけるなどして現金1億9500万円を奪おうとした疑いが持たれている。
事件の詳細と手口
現金は金の売却などで得たもので、香港で香港ドルに両替される予定だった。住所・職業不詳の男ら3人は白い乗用車で現金を積んだ男性らの車の横に停車。車外で現金をスーツケースに詰めていた男性に「何しているの」と声をかけて襲撃した。職業不詳の男は別の車で品川区から羽田空港に向かう男性らの車を追尾していたという。
香港でのさらなる被害
事件を巡っては、狙われた男性ら2人が現金を香港に運んだものの、現地の路上で再び襲われ、約5100万円を奪われた。2人のうち1人の男が、仲間と強盗を共謀したとして現地当局に逮捕・起訴されている。
過去の逮捕歴と今後の捜査
住所・職業不詳の男ら4人は、事件の約2分前に同駐車場内で別の男性のカバンを盗もうとした窃盗未遂容疑で、今月1日に逮捕されていた。警視庁は、今回の再逮捕により、事件の全容解明を進めるとともに、指示役の特定を急ぐ方針だ。



