熱海土石流5年、ドローンで見た被災地の今 復旧復興は道半ば
熱海土石流5年、ドローンで見た被災地の今 復旧復興は道半ば

静岡県熱海市伊豆山の土石流災害から5年余り。10月初め、ドローンで上空から被災地を撮影すると、復旧・復興は道半ばであることが確認できた。

観光地の裏側で進む復旧工事

観光客でにぎわうJR熱海駅から伊豆山地区へ向かう。市街地を抜けて、くねくねと折れ曲がる急勾配の道を上ると、ショベルカーが大きな音をたてて作業していた。市道の復旧工事が進む海岸から約600メートルの地点からドローンを飛ばし、土石流の跡をたどった。

盛り土崩落から5年、被災地の現状

土石流は、大雨が続いていた2021年7月3日午前10時ごろ、標高390メートル付近で違法に造成されていた盛り土が崩落して発生した。推計約5.5万立方メートルの土砂が流出し、逢初(あいぞめ)川沿いに海岸まで約2キロ流れた。住宅など136棟が被災した。

大量の土石が流れ落ちた逢初川では、上流部の護岸工事が終わり、住宅地が広がる中下流部では河川工事が進む。手前に、流された建物の基礎が残っているのが見える。

復旧工事は逢初川に沿って進んでいるが、災害関連死を含めて28人が亡くなった被災地の完全な復旧にはなお時間がかかる見通しだ。