2024年の国内線利用者数が、新型コロナウイルス禍前の水準に回復し、過去最多を更新したことが明らかになった。国土交通省が発表した統計によると、2024年の国内線旅客数は前年比で増加し、2019年の実績を上回った。
LCCの拡大が需要を押し上げ
この回復の背景には、格安航空会社(LCC)の路線拡大や運賃の低廉化がある。LCC各社は地方路線の開設を積極的に進め、需要の掘り起こしに成功した。また、ビジネス需要の回復や観光需要の高まりも寄与した。
国際線についても、2024年は回復傾向が続いている。ただし、国内線ほどのペースではなく、完全な回復には至っていない。特に中国路線の回復が遅れており、今後の動向が注目される。
航空業界の収益改善に期待
国内線の需要回復は、航空各社の収益改善につながるとみられる。コロナ禍で大幅な減収を余儀なくされた航空業界にとって、明るい材料だ。一方で、燃油価格の高騰や人手不足といった課題も残っており、持続的な成長には対策が必要とされる。
今後の見通しとして、2025年も国内線需要は堅調に推移すると予想される。一方、国際線は円安の影響などもあり、回復のペースは緩やかになる可能性がある。



