4月から始まった自転車の交通違反に反則金を科す「青切符」制度で、奈良県警は、4月1日から7月31日までに県内で青切符の交付が53件あったと明らかにした。携帯電話などを使用しながら自転車に乗る「ながらスマホ」の違反が最多の35件だった。交付に至らない警告は同期間で6496件に上った。
違反の内訳と警告の状況
奈良県警交通企画課によると、青切符交付の内訳では、ながらスマホに次いで多かったのが「一時不停止」の10件。ブレーキが取り付けられていないといった「整備不良」「通行禁止違反」「信号無視」「遮断踏切立ち入り」が各2件だった。警告の内訳は公表されていない。
事故の実態と県警の取り組み
県内では昨年1年間に496件の自転車が関わる事故が発生しており、うち約9割が自転車側に法令違反があったという。
県警は制度の周知を図るため、仮想現実(VR)ゴーグルを使って自転車事故を疑似体験できる交通安全教室を開催し、違反の危険性を伝えている。ホームページやSNSの公式アカウントを通じた発信にも力を入れている。
県警交通部の新家達大調査官は「事故に遭わないためにも交通ルールを順守してほしい」と話し、事故に遭った時に備えて「被害を軽減するヘルメットの着用をお願いしたい」と呼びかけた。



