秋サケ釣りに罰則付き指示、網走海区で9月から
秋サケ釣りに罰則付き指示、網走海区で9月から

網走海区漁業調整委員会は、資源保護や環境保全のため、秋サケ釣りに罰則規定のある「海区委員会指示」を発動する。期間は9月1日から11月30日までで、違反者には1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される。

対象区域は、網走市、斜里町、小清水町の1市2町にまたがるオホーツク東部海域の海岸。規制内容は、これまで自治体が独自に導入していたローカルルールと同じく、「1人1日3尾まで、同時に使う竿は3本まで」と定められている。

背景に資源減少とマナー悪化

秋サケの来遊数は減少傾向が続いており、資源保護が求められている。一方で、釣り客によるごみの放置や場所取りのトラブル、釣ったサケのえり好みによる廃棄など、マナーの悪さが環境悪化を招いていると指摘されてきた。

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1市2町では2年前からローカルルールを制定し、釣り客の良心に訴えてきたが、より強硬な姿勢でルール順守を徹底するよう漁業者などから求める声が上がっていた。同委員会は道と連携し、リーフレットの作成やパトロールを行って周知を進める。

来遊数の減少と釣り客の集中

全道の秋サケの来遊数は、2004年の6068万尾をピークに減少傾向にあり、2025年にはピーク時の10分の1の686万尾となった。オホーツク東部海域でも、2004年の1498万尾をピークに、2025年には208万尾まで減少した。

2022年から2024年にかけては、他海域に比べて同海域への来遊が好調を維持していたため、釣り客が集中していた。

全国初の海岸でのサケ釣り規制

オホーツク総合振興局によると、網走などの海域ではサケの船釣りで、後志や胆振などではサクラマスの船釣りで、それぞれライセンス制や釣果制限の委員会指示が発動されているが、海岸でのサケ釣りを対象とする規制は全国でも初めてだという。

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