宮城県気仙沼市本吉町の山田地区に江戸時代から伝わる市指定無形民俗文化財「山田大名行列」が17、18日に行われた。3年に1度行われる行事で、秋晴れの下、地域住民ら86人が各家庭に伝わる色とりどりの衣装を着て町を練り歩いた。
起源は1821年、疫病平癒への感謝
山田大名行列は1821年(文政4年)、疫病平癒への感謝として農民たちが大名行列をまねて、地域の神社に奉納したのが起源とされる。
17日は小学生から大人まで幅広い年代が参加。刀や弓などを持ち、家に伝わる屋号の書かれたまわしや色鮮やかな着物を身につけて歩いた。「セイヨウオイセ」という独特のかけ声とともに両手を広げて行進する姿に、見物客は拍手を送った。
18日は馬とともに海岸まで往復
18日は華やかな飾りを付けた馬とともに、地区から海岸までを往復した。
地区に住む女性(72)は「50年くらい前に嫁いできてからずっと見ていて、昔は自分の子も参加した。変わりなく続いていて感激ですね」とうれしそうに話した。