捕鯨会社「共同船舶」(東京)が所有する世界で唯一の捕鯨母船「関鯨丸」(9299トン)が20日、初めて博多港(福岡市)に入港した。流通拠点で一大消費地でもある福岡で、市場関係者らに船を見学してもらい、さらなる消費拡大を目指す。
今季の漁獲と博多港寄港の経緯
関鯨丸の3季目となる今季の漁は、4月に母港・下関港(山口県下関市)を出港し、北海道沖のオホーツク海などでナガスクジラなど3種類計121頭を捕獲した。今回は福岡の流通業者から要望を受けて博多港に寄港。一般公開後、21日に出港する。
九州での鯨消費の歴史と展望
九州では鯨の消費量が多く、同社の所英樹社長(71)によると、歴史的に炭鉱労働者が疲労回復や塩分補給のため、鯨肉の塩漬けを食べる習慣があったという。所社長は「消費はお年寄りに多い。(若い世代も含めて)今まで以上に食べてもらいたい」と話した。



