日常に残る戦争のかけら 辻堂海岸の歴史を探る街歩き
日常に残る戦争のかけら 辻堂海岸の歴史を探る

神奈川県藤沢市と茅ケ崎市にまたがる「辻堂海岸」。江の島を望む海岸沿いは、夏場になるとマリンスポーツなどを楽しむ家族連れでにぎわう。穏やかな砂浜は、先の大戦で、激戦地に向かう日本兵が訓練を積んだ場所だった。旧日本海軍の辻堂演習場だ。

「本土決戦になっていたら、米軍はこの砂浜から上陸するはずでした」

こう語るのは、「街歩き」から戦争の痕跡を探る活動を続ける慶応大の清水亮専任講師(35)だ。同地は米軍が大戦末期に関東地方への侵攻を目指した「コロネット作戦」の上陸目標だった。終戦後に米軍が接収した後は「チガサキ・ビーチ」と名付けられ、上陸演習や爆発物の処理が盛んに行われた。

「理由を探ると、以前は軍用地」

生活の場となり、すっかり戦争の痕跡がなくなった場所にも、〝戦争のかけら〟があるという。探るきっかけになったのは1枚の地図だった。

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