7月28日の熊本地震を引き起こした活断層「日奈久(ひなぐ)断層」が地表に出現する瞬間を捉えた動画が、熊本県八代市で見つかった。約1秒の間に地盤がずれ動き、田んぼが割れるように持ち上がる様子が映っている。研究者によると、断層の動きを捉えた動画は世界で2例目で、「科学的価値が大変高く、防災にも生かせる可能性がある」としている。
撮影された状況と内容
動画が撮影されたのは、八代市内の店舗に設置したカメラ。周辺では、高速道路の橋桁が損壊するなど、ずれ動いた断層による被害が相次いだ地域だ。
断層運動について研究する東京大学の安藤亮輔准教授(地震発生物理学)は8月2日、店主から直接提供を受けたという。朝日新聞も同様の動画を、店主の親族の男性から提供を受けた。
動画に映る断層の動き
動画には、地震が発生した7月28日午後4時27分ごろ、ガタガタと最初の揺れが始まる状況から映っていた。揺れが始まって5秒後、画面中央の田んぼを横切るように地面が割れ、約1秒間で画面奥側の地面が持ち上がったように見える様子が残っていた。
安藤さんが現地で測った記録…この記事は有料記事です。残り466文字



