トヨタや日産が生産再開へ 地震で供給網混乱、ホンダは停止延長
トヨタや日産が生産再開へ 地震で供給網混乱、ホンダは停止延長

熊本地震の影響で生産を止めていた自動車工場の多くが操業再開を決めた。必要な部品の供給にめどが立ったためだ。

三菱自動車は5日午前、岡山県の水島製作所で一部車種の生産を再開した。6日には、トヨタ自動車と日産自動車が福岡県の工場を全面的に稼働させ、ダイハツ工業も大分県の完成車工場と福岡県のエンジン工場での生産を再び始める。

田原工場は8月末まで一部停止

愛知県にあるトヨタの田原工場については、元々予定していた工事も重なり、8月末まで一部ラインの操業を止める。

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今回の熊本地震は10年前の地震に比べて「震災対応を強化してきたこともあり、建物、設備への影響は軽減できている」(トヨタの東崇徳・経理本部長)という。足かせになっていたのは、自動車づくりに欠かせない部品供給網の混乱だ。

部品大手アイシンが被災

自動車部品大手アイシンは熊本市内の子会社が被災し、地震直後から生産を止めた。この影響が自動車各社に広がっていたが、アイシンは2日に一部製品の生産復帰にこぎつけた。

一方、ホンダは埼玉県や三重県にある三つの完成車工場の稼働停止を、8~16日の夏季休業を挟んで19日まで延長する。グループの部品大手アステモで、震源に近い熊本県宇城市の生産拠点が被災したためで、復旧作業を進めているさなかだ。ホンダの熊本県の二輪車工場は5日に一部工程の稼働を始めたが、本格的な再開は17日以降の見通しだ。

ホンダの川口正雄・最高財務責任者(CFO)は5日の決算会見で「日々状況は変わるので、いつ稼働できるかを見定めているところだ」と話した。

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