紫外線から生徒の目を守ろうと、部活動や登下校時のサングラス着用を認める動きが広がっている。大人より紫外線の影響を受けやすく、大量に浴びると将来、白内障などを発症するリスクが高まるためだ。教育現場でも目の健康を守るツールとして認識され始めた。
高校野球でもサングラス着用が可能に
先月18日、高校野球の茨城大会で、県立下妻二高の内外野手5人が紫外線をカットするサングラスを掛けて守備についた。昨春、日本高校野球連盟の規定が緩和され、事前に申請すれば試合でも着用可能になった。
同校は目の疲労軽減とボールを見やすくする目的で生徒に着用を推奨している。内田直道監督(42)は「日差しが強いと体だけでなく、目も疲れてプレーに支障をきたす」と話す。
スポーツサングラス開発と紫外線の増加
眼鏡店「眼鏡市場」を展開する「メガネトップ」(静岡市)は高校球児向けのスポーツサングラスを開発し、6月に販売を始めた。「まぶしくなくて球が見やすい」と、試着した選手の評判も上々という。
気象庁によると紫外線の影響度を示す指標「UVインデックス」で、日中の外出を控えることが推奨される「8」以上だった日が、2025年は70日と、統計を始めた1990年の2・6倍になった。日常的に強い日差しを浴びると、皮膚がんや目の病気の発症リスクを高めるとの研究結果もある。



