滋賀県警は27日、事件の証拠品や捜査資料約600点を放置していたと発表した。いずれも管理簿に記載がなかった。滋賀県警では2024年にも約3800点の放置が明らかになったが、当時の一斉点検で見落としがあったという。
8警察署と5部署から623点が見つかる
県警によると、新たに見つかったのは改造拳銃やDNA型の鑑定資料、ナンバープレート、財布、金づちなど捜査の過程で押収したもの。8警察署と、県警本部の捜査1課や科学捜査研究所など5部署から623点が見つかった。定められた保管場所でない倉庫や執務室、交番などにあったという。
事件を特定できたのは228点
県警は24年11月、銃器や違法薬物といった証拠品など約3800点が県内7署で放置されていたと発表していた。
今回の623点のうち、付随する書類などから事件を特定できたのは228点で殺人事件も含まれる。1980年代から2010年代に発生した事件という。事件を特定できた証拠品については、冤罪や犯人の判明につながるようなものはなかったとしている。残りは事件を特定できなかったという。
約2カ月の一斉点検と1年の調査
昨年5月に長浜署の倉庫から証拠品として登録されていない拳銃が見つかったため、改めて一斉点検を約2カ月にわたって実施した。見つかった証拠品がどの事件に関わるかを、その後1年かけて調査していたという。
刑事企画課は「大変重く受け止めている」としている。



