佐賀県警科学捜査研究所のDNA型鑑定をめぐる不正問題で、県警は6日、在宅起訴されていた元技術職員について、新たに13件を虚偽有印公文書作成・同行使、証拠隠滅の疑いで佐賀地検に書類送検し、発表した。
元職員は「事実関係や動機は記憶がはっきりしない部分もある」と供述しているという。
新たに判明した不正の内容
起訴されているのは元主査の冨永剛弘被告(43)=福岡県春日市、懲戒免職。
新たに書類送検したのは、警察庁の特別監察で不正の内容が新たに判明し、鑑定資料の取り違えや別の鑑定データの使用など、「鑑定・再鑑定結果に実質的な影響が出る恐れがあった」とされたもののうち、時効を迎えていない13件。このうち3件の鑑定結果は、殺人未遂事件などに関わる証拠として、佐賀県警から検察側に送られていたものだったという。
これまでの経緯と特別監察の結果
県警は2025年9月、この職員の鑑定に130件の不正があったとして、うち13件を書類送検し、佐賀地検が2026年2月に虚偽有印公文書作成・同行使、証拠隠滅の罪で在宅起訴した。
6月に最終報告があった警察庁の特別監察では、不正の数は県警の調べより100件余り多い239件に増え、県警が改めて捜査していた。



