公務員として働く40代の女性が、自身の常識のなさに悩み、生きづらさを感じていると「人生案内」に相談を寄せた。山口県在住のU子さん(仮名)は、職場や家庭で周囲のサポートに努めてきたが、度重なる失敗や周囲からの厳しい言葉に傷ついているという。
「そんなこともわからんのか」と責められる日々
U子さんは、自分のことだけでなく家族や同僚のサポートにも一生懸命取り組んできたと語る。しかし、「そんなこともわからんのか」「知らないの?」「家庭や学校で教えてもらってないのか」といった言葉を何度も浴びせられてきた。失敗にその場で気づけず、後になって自覚した時には恥の上塗りをしてしまうこともあるという。周囲の「常識人」のスマートさが羨ましく、自分はどう対応すれば良いのか悩んでいる。
哲学者の回答「スマホで調べる習慣を」
相談に対し、哲学者の小川仁志氏は「今時スマートフォンで何でも簡単に調べられるのだから」という助言はもっともだとしながらも、それだけでは不十分だと指摘。小川氏は、まず自分が「常識がない」と決めつけず、自己肯定感を高めることの重要性を強調する。また、失敗を恐れずに質問する姿勢や、日頃からニュースや書籍に触れて知識を広げる習慣をつけることを勧めている。
叱られるのを我慢する必要はない
小川氏は「叱られるのも我慢して受け入れるしかない」というU子さんの考えに対して、「叱られることを我慢する必要はない」と断言。周囲の言葉を真摯に受け止めつつも、自分を卑下せず、改善点を見つけて前向きに行動することが大切だと述べている。具体的には、分からないことをそのままにせず、その場で質問する勇気を持つことや、自分のペースで学ぶことを推奨している。
今回の相談は、多くの人が共感する「常識」という概念の難しさを浮き彫りにしている。小川氏のアドバイスは、U子さんだけでなく、同じような悩みを抱える読者にとっても参考になるだろう。



