県内の2025年度の養殖カキの生産量が、前年度比6割減の1170トンにとどまったことが県のまとめでわかった。養殖カキを巡っては、昨秋に県内を含め瀬戸内海一帯で大量死したことが問題になり、比較可能な記録が残る1996年度以降で最低だった。
生産金額も5割減
養殖カキにおける25年度の漁期は、25年11月頃~26年5月頃に相当する。県の集計では、生産金額ベースでも同5割減の19億100万円だった。
高水温が長期間続いたことや、短い梅雨で降水量が少なかったことで、海水の塩分濃度が高くなったことなどが影響したとみられる。県は大量死の原因究明のため、6月に備前市と瀬戸内市に塩分濃度を24時間測定できる機器を設置。リスクが高まる条件を把握し、対策に役立てていく。
養殖ノリも減少
一方、養殖ノリの25年度の漁期は25年12月頃~26年4月頃で、生産枚数は同2割減の1億5843万2000枚。生産金額は18億700万円で、同6割減となった。
ただ比較対象である24年度の方が、ノリの主要産地の九州・有明海での不作を受けて県内業者が例年より生産量を増やしていた。25年度はその反動が大きく、結果的に大幅に減少したが、生産量、生産金額とも例年並みだったという。



