「原爆の図」の役割紹介 丸木美術館・岡村さん講演 下松
「原爆の図」の役割紹介 丸木美術館・岡村さん講演 下松

広島原爆の惨状をもとに描かれた「原爆の図」を所蔵する丸木美術館(埼玉県東松山市)の学芸員による講演会が8日、下松市中央公民館で開かれた。被爆から81年が経過する今、原爆の図が果たす役割などが紹介された。

約150人が参加

市文化協会所属団体「KAEL」が主催し、約150人が集まった。講演した岡村幸宣・同館専務理事は、被爆3日後の広島に入った丸木夫妻が約30年かけて15部の連作を完成させるまでの過程を解説。初期の作品は1950年代に全国巡回展が各地で行われ、県内では山口市など7か所で開かれたという。

岡村さんは「絵は、その瞬間でなく時間がたっていても、記憶や聞いたものを描き残すことができ、未来へ渡すことができる。その役割を原爆の図は果たしている」と話した。

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シンポジウムも開催

講演後には、被爆者からの聞き書きの絵を制作している広島大平和センターの嘉陽礼文研究員と岡村さんによるシンポジウムが開かれた。嘉陽さんは「聞き取りなど皆さんが持つ長所を平和につなげる活動に生かしてほしい」と呼びかけた。

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