点滴に排泄物混入殺害事件、使用の注射器未発見 証拠隠滅の疑い
点滴殺害事件、注射器未発見 証拠隠滅疑い

千葉県柏市の病院に入院していた70代男性の点滴に排泄物を混入し殺害したとして、看護師の古川美由紀容疑者(51)が逮捕された事件で、混入に使用されたとみられる注射器が依然として見つかっていないことが、18日までの捜査関係者への取材で明らかになった。千葉県警は、古川容疑者が証拠隠滅を図った可能性があるとみて、詳細な経緯を調べている。

事件の概要と容疑者の役割

古川容疑者は、1月30日午前3時55分ごろ、茨城県取手市戸頭3丁目に住む無職の会田栄次さん(当時75歳)に投与されていた点滴のチューブに便を混入し、翌31日午後10時半ごろ死亡させたとして逮捕された。事件当日、古川容疑者は准看護師と2人で32床のフロアを担当。フロア全体の患者の状態を把握し、異常があれば医師に報告する役割を担っていた。

注射器の行方と証拠隠滅の可能性

病院は16日の記者会見で、点滴のチューブに注射器で何らかの物質を注入した可能性が高いと説明。県警は、古川容疑者が事前に排泄物を入れた注射器を用意し、点滴チューブの薬剤投入口から注入したとみて、その後の注射器の処分方法などについて捜査を進めている。しかし、現時点で注射器は発見されておらず、県警は容疑者が何らかの方法で証拠を隠滅した可能性を排除せず、病院内外の捜索や関係者への聞き込みを続けている。

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病院側の対応と今後の捜査

病院側は事件後、内部調査を実施し、警察に協力している。警備体制の見直しや、薬剤投入口へのアクセス制限などの再発防止策を検討している。県警は、古川容疑者の犯行動機や背景についても詳しく調べており、他の患者への影響についても確認を進めている。事件の全容解明には、注射器の行方や使用された排泄物の特定が鍵となるとみられる。

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