長崎市の鈴木史朗市長は25日の定例記者会見で、平和祈念式典の座席配置を巡り台湾側が抗議を表明したことについて、「SNS上を含め、様々なご意見をいただいており、重く受け止めている。台湾との間の信頼関係を構築するよう取り組んでいる」と述べた。
抗議の経緯と市の説明
式典を巡り、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表(駐日大使に相当)は、外交関係者席の区域外に座席を設定されたとして台湾の地位を軽視されたと抗議し、代理出席にしたと表明していた。一方、市は招待状を送っている国の大使らを含む海外席の中で、国際機関などの参列者の一部として台湾の席を設けたと説明していた。
批判的な意見の件数と市長の認識
鈴木市長は会見で、市の対応を巡る批判的な意見がメールなどで約250件、電話で約400件寄せられていることを明らかにした。その上で、台湾在住の被爆者への健康相談事業などに触れ、「経済、文化、観光、人的交流など、幅広い分野で深い繋がりを持っている重要なパートナー」と強調した。
福岡市長の不出馬表明への反応
また、福岡市の高島宗一郎市長が市長選不出馬を表明したことについて、鈴木市長は「まだまだ福岡市長としてご活躍いただきたかったという個人的な思いはある。ちょっと驚きではあるが、今後の更なるご活躍を心から祈念する」と語った。自身の市長選への対応については、目下の政策課題に取り組むことが先決とし、「適切な時期に話をさせていただく」とするにとどめた。



