長崎に原爆が投下されて81年となった9日、山口市の山口県原爆被爆者支援センター「ゆだ苑」で犠牲者の追悼式典が行われた。参列者は核兵器のない平和な世界の実現を願い、献花して手を合わせた。
「核なき世界の実現に向けて歩んでいく」
黙とう後、ゆだ苑の八代拓理事長があいさつし、「国際社会で核なき安全保障を実現する機運が高まってきている一方、国際政治は不安定化の一途をたどっている。私たちは風化する被爆者の声を継承して、核なき世界の実現に向けて歩んでいく」と述べた。
参列者約30人が献花し、手を合わせた。
被爆二世「次の世代にバトンを渡す」
両親が長崎市内で被爆したという参列者(59)は「戦争や原爆は世界中の人々の思いや行動でなくすことができる。『次の世代に原爆を語り継ぎ、バトンを渡していきます』という思いで黙とうした」と語った。
県内の被爆者、1年で151人減少
ゆだ苑によると、山口県内の被爆者健康手帳の保持者は1226人(3月末現在)。この1年で151人減少し、平均年齢は87.41歳となった。



