北朝鮮による拉致被害者である蓮池薫さん(68)(新潟県柏崎市)の母、ハツイさんが7日午前、誤嚥性肺炎で死去した。94歳だった。葬儀は家族のみで執り行う。喪主は薫さんの兄、透さん(71)。
拉致から帰国まで
薫さんは中央大学3年生だった1978年7月、当時交際中だった妻の祐木子さん(70)とともに柏崎市の海岸で拉致された。ハツイさんは夫の秀量さん(98)とともに救出に向けた活動を続け、97年に他の家族らと「拉致被害者家族会」を結成。政府への要望や署名活動を通じて拉致問題の早期解決を訴えた。
北朝鮮は2002年9月、日朝首脳会談で拉致を認め、同10月に薫さん夫妻が帰国。24年ぶりに家族が再会を果たした。



