毎晩の晩酌が、夫婦ふたりのささやかな楽しみだった。妻の鈴木敏恵さんはもっぱら焼酎の水割り。冬でも氷をたくさん入れて、冷たくして飲むのが好きだった。寒くないの、と尋ねると「だっておいしいんだもん」と笑った。
行方不明になった経緯
敏恵さんが行方不明になったのは、2024年7月。72歳の時だった。当時、静岡県の自宅に2人で暮らしていた。敏恵さんは初期の認知症と診断され、介護保険を利用するための準備を進めていた最中。不二男さん自身も病気の影響で体調を崩していた。
夫の思い
「幸せいっぱいもらったなあ」。笑顔の2人が納まった写真を眺めながら、夫の不二男さんはつぶやいた。「やっと家に連れて帰れる」という安堵と、行方不明にさせてしまったことへの後悔がにじむ。敏恵さんは2026年7月18日現在、不二男さんのもとで過ごしているという。



