紀伊水害から15年 那智勝浦で遺族ら慰霊碑清掃
紀伊水害15年 那智勝浦で慰霊碑清掃

2011年9月の紀伊水害から15年を迎えるのを前に、那智勝浦町井関の紀伊半島大水害記念公園で29日、遺族らによる清掃活動が行われた。この水害では和歌山、奈良、三重の3県で死者・行方不明者88人(災害関連死を含む)を出した。

建設業者14社から約20人が参加

清掃活動は、父の三邦さん(当時76歳)とおいの紘明さん(同15歳)を亡くした岩渕三千生さん(65)(元那智谷大水害遺族会代表)の呼びかけで実施。新宮市、那智勝浦町、北山村の建設業者14社から従業員ら約20人が参加し、落ち葉やごみを拾ったり、周辺の草を刈ったりして公園内を整えた。

慰霊碑に手を合わせ「被害を忘れないで」

清掃後、岩渕さんは慰霊碑に手を合わせ、犠牲者を悼んだ。岩渕さんは「命日が近づくとつらくなる。何年たってもこの気持ちは変わらない。紀伊水害の被害を忘れないでほしい」と語った。最近も国内外で災害が相次いでいることに触れ、「自分の命は自分で守るよう意識してほしい。二度と同じようなことが起きないでほしい」と願った。

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9月4日に追悼行事

同公園では毎年、9月4日に追悼行事が開かれている。午前1時から町内の死者・行方不明者数と同じ29本のロウソクに火をともし、犠牲者の冥福を祈る。

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